ボストンコーナー

4Fボストンギャラリー前通路にて展示中

ボストン美術館の歴史や活動、コレクションの形成について紹介

名古屋ボストン美術館は2009年4月に開館10周年を迎えました。ボストンコーナーでは、ともに歩んできた米国ボストン美術館との友好関係を記念して、ボストン美術館に残る貴重な文書や写真によりその歴史と多彩なコレクションについてご紹介します。

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版画・写真・素描コレクション 2011.4.23~8.28展示

ボストン美術館の版画・写真・素描部は1887年に設立されました。紙ベースの作品―版画、素描、水彩画、写真、挿絵入りの書籍、ポスターなどを所蔵し、その作品はアメリカとヨーロッパにおける15世紀から現在に至る広範囲に及びます。こうしたボストン美術館の作品は、質と量の両面において世界有数のコレクションの一つに数えられます。
名古屋ボストン美術館では、ジム・ダインの作品を含め、これまで版画・写真・素描コレクションにもとづく展覧会を開催し、ボストン美術館の優れた作品を順次展示してきました。ここでは、版画・写真・素描部の代表的な作品をご紹介します。
(「ジム・ダイン―主題と変奏:版画制作の半世紀」 2011年4月23日~8月28日開催)

写真:版画・素描・写真部での作品調査の様子 版画・素描・写真部での作品調査の様子
ヨーロッパの版画コレクション
版画・素描・写真部は、ヨーロッパの版画作品を数多く所蔵し、なかでも17世紀オランダの画家レンブラントの銅版画作品や、ドイツ・スネサンス期に活躍したデューラーの「三大銅版画」をはじめ、『黙示録』、『大受難伝』などの代表作を収蔵する。ボストン美術館の版画コレクションの特徴は、質の高い刷りの作品のほか、秀作やステート(刷りの段階)の違う作品も所蔵しており、研究機関としても大変重要な役割を果たしている。
  • 写真:メレンコリアI
  • 写真:石の手すりに寄りかかる自画像
左: アルブレヒト・デューラー(1471-1528)
《メレンコリアI》 1514年 エングレーヴィング
右: レンブラント・ファン・レイン(1606-1669)
《石の手すりに寄りかかる自画像》 1639年 エッチング
アメリカの版画コレクション
ボストン美術館の最大の特徴は、アメリカ国内でも有数のアメリカ美術を包括的に所蔵していることである。版画・素描・写真部にも、カサットやホイッスラーの銅版画やホーマーらの水彩画、ジム・ダインのリトグラフなどアメリカの作家による作品を多数所蔵している。

写真:手紙 メアリー・カサット(1844-1926)《手紙》 1890-91年 ドライポイント、アクアチント

水彩画・パステルコレクション
ボストン美術館には、油彩画のみならず版画、水彩画、パステル画、コンテ、インクなどの紙媒体の優品が包括的に収集されている。なかでも19世紀フランスの画家ミレーのコレクションは「種をまく人」などの油彩画をはじめ、パステル画、コンテ作品など母国フランスを除けば世界一を誇る。

写真:羊飼いの少女 ジャン=フランソワ・ミレー(1814-1875) 《羊飼いの少女》 1863-65年 黒コンテ、パステル、黒インク

近現代コレクション:ポスター、写真
版画・素描・写真部は、近現代作品も所蔵している。代表的なコレクションとしては、1890年代にパリで流行した斬新な色彩のロートレックのリトグラフやポスターなどがある。またユーサフ・カーシュやアルフレッド・スティーグリッツなど、作家本人や遺族からまとまって寄贈された写真コレクションも充実している。

写真:ムーラン・ルージュの英国人 アンリ・トゥールーズ=ロートレック(1864-1901) 《ムーラン・ルージュの英国人》 1892年 カラー・リトクラフ

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